[後程の訪問を窺わせると、今は任せたとミハエルに言い置いて、聞いた通り書庫に向かう]ああ、オトフリート。いつもすまない。ちと、この調合法に関する書籍がないかと思ってね。これもそろそろ、新しく写すべきかな。[手にしていた本を差し出し、一頁を示す。代々の薬師が記した書は時の経過により、所々が読めなくなっていた]……で、だ。あれはまた、私に小言を言われるようなことをしたのか?[一段落着いたところで、そう切り出す。黙しても運命はさして変わらないのは*知れたこと*]