─ →個室J ─[ベアトリーチェを抱えたまま器用に部屋の扉を開けて、少女をベッドへと横たえる。肩まで上掛けを引き上げてやり、もう一度右手でベアトリーチェの頭を撫でた]……起きた時にどうなってるか、だな。[ベアトリーチェが受けたショックは相当なものだろう。起きるまでついていてやりたかったが、自分にはそれが出来なかった。自分が護るべきは他に居るために。誰かが申し出るようなら任せることになるが、どうだったか]