―→井戸―
[そうして、追いかけた先。
見えたのは、自身の右手を持ち上げてじっと見つめるkrut。>>36震えているのだろう、きっと。
もれるつぶやき>>37、荒い息。わかってしまう、こんな状況でそんな風になる理由なんか、わかりきってしまう]
……くるくん……。
[小さく、呼びかけた。
彼はこちらを見ただろうか。それを確認もせずに駆け出して、彼の近くに膝をついた。
彼の顔をじっと見た。自分の表情が相手にどう映ってるかなんて考えずにただ口元ににじんでいた赤いものを己のパジャマの袖でごしごしとこすった。]
男前度があがってしまっているよ。はは、はは……
[口から出る冗談、それから、彼を思いっきり抱きしめた。]