……に、しても、なぁ……。[中は一体どうなっているのやら、と。そんな事を考えつつ、さやさやと枝葉を揺らす木を見]でもって、あっちもどーなったんだか。[飛び出してきた廊下の顛末も気にはなるのだが。今は、自分も色々と考えを纏めたいから、と。泉の辺に座り込んで、右手を握って、開く。金色の光が舞い、現れるのは白と金で彩られた横笛。装い的にはアンバランスなそれを構え、ゆるり、穏やかな音色を紡ぎだす。**]