[疑問に返る答えがどんなものであれ。
エーリッヒが戻って来たら、大丈夫なのか問おう、と心に決めた所で]
に……どしたの、ミィ?
[手招きされて、こてり、と首を傾げる。
足は落ち着いているようだったから、立ち上がって、ミハエルの傍へ向かい]
……どんな、だったか。
[主語のない問い。
軽く、目を伏せる]
……直接、消えるのを見れた訳じゃないんだよ。
また後でね、って言って、帰ろうとして。
そしたら、何か、駆け抜けてくみたいな感じがして……。
それがなんだか、気になって振り返ったら……もう。
[いなかったんだ、と呟くように告げて]