─ 街中 ─
[少女にもふもふされるのをそのままにしていたが、時折犬は何かを探すように辺りを見回す]
わふん
[少女の迎えが来ていないか確認しているのだ。
家を知っているのなら送って行くのも考えたが、そうではない以上それも出来ない。
少女の親の仕事が分かっているから、そこから自宅照会出来たかもしれないが、何せ犬なので端末などは持っていない]
わぅ?
[そんな中で傍から音>>52が聞こえると、自然耳がそちらへと向く。
遅れて鼻先を青年に向けると、口を閉じた状態で首を傾いだ。
仕事?と言った視線を向けていたのだが、気付いてもらえたかどうか]