─ 翌朝/宿泊施設・客室 ─[皆が生きているかを確かめたくて、宿泊施設の客室が並ぶ一画へと急ぐ。誰がどこを使っているかは分からない。片っ端から確認して行く心算でいたが、ある部屋の前で足が止まった]………っ、[扉は閉まっている。けれど漂ってくる、鉄錆の匂い。ここ数日で嗅ぎ慣れてしまった、死のにおい。落ち着いていなかった鼓動が更に早まったような気がした]