― テレーズ宅前 ―じゃ、……、気を付けてなー。[また、とユーリに言い掛けて、思考は空回る。当たり障りなく言い換えてしまって、少しだけ天井を仰いだ]んじゃ、任されたし行くとしようか。台車は…、[どうしようか、一瞬迷う視線はテレーズの家の扉を。エトが居るその場所を見遣って、少しの間ならばそのまま置いておいても大丈夫かと]んー、一旦ここに置かせて貰おう。コレットのところにおつかい届けたら、俺だけ戻ってくるさ。