約束、俺が破ってしまった。いつも通り、元気そうで何よりって。俺が言えなくした。[ライヒアルトも休むために部屋へと戻ったのを確認してから、右掌で目を覆って言った。特別親しくはなかったけれど、戻ってきた時に挨拶を欠かすこともなかった間柄。頼るまではしてなくとも、支えの一部にはなっていた約束を破ったことは、胸の奥に浅くない皹を走らせた。ミハエルに頼まれたアマンダ>>21は近くにいてくれただろうか。一人で過ごす時間が減るのは、救いだった]