大丈夫だ。サンキュ![ロミの声と援護にまだ余裕のありそうな声を上げる。動きが鈍り赤花が咲いたのを見ながら更に踏み込んだ。割り込んできたのは空からの寒風]イリス上がれっ![同じように宙へと舞う黒曜龍。呪を紡ぐ時間の分、発動は遅れるが]界と我を結びし我が盟友、我が意に沿い、息吹を噴かせ。異界龍・阻![勢い良く蒸気のブレスが氷雪のブレスとぶつかりあった。そんな中では側面に回るユリアンまでは気がつくことができなかった。横手の影に気付かないまま、姿勢を低くして前に駆ける]