―階段上―か、川島くん……[宮町は狼という彼の声>>43が信じられない。なぜ彼がそんなことを言うのか。]ど、どうして……どうしてあんたが!そんなことを言うんだ! [思わず川島に近寄り、胸ぐらをつかみ揺する。]宮町さんは!狼なんかじゃない!彼女はたった独りでずっと怖がっていたじゃんか!!なんで、なんであんたがそんなこと言うんだ……[やがて手を離し、頭をかきむしった。]お、俺はあんたなんか、視ようと思って、なかったのに![吐き捨てるように言うと、階段の踊り場へ向かった]