…… ―――ましには、なるのよきっと[アーベルへ鎮痛剤を押し付けた。効くだろうか。気休めだ。分かっている。血塗れの右手は服を汚してしまう。ベアトリーチェの言葉には小さく頷き項垂れて俯いた。――夜を越える。眠れたかどうかは覚えていない。片手で握りしめていたのは自身の断ってしまったバンドとかれのかけら。]