……って、ちょっ……![その意味がわかった──目の前で成された時、上がったのは上擦った声]待て、よ……![幾度も繰り出される剣と、それが広げる紅いいろ。とっさに止めようとするより先に、腕を掴まれた。振り返った先には、この状況でも冷静さを失していないように見える、友の姿>>16]ライヒっ……![離せ、と言いつつ振りほどこうとしても、力では圧倒的に負けているため、それも叶わず]