─ 中央議事堂 休憩室の一室 ─
…………… ──ふがっ
…… わぅ?
[気を緩めて床に寝そべってからどれだけの時が経ったか。
気付けば寝入ってしまっていたらしく、自分の鼾の一端を聞いて目を覚ました。
ゆっくりと首を持ち上げて、辺りを見回し状況の把握をする。
見慣れぬ部屋に首を傾げかけたが、自分が置かれた状況を思い出してその仕草は途中で止まった]
くぅん
[犬が寝ている間、少女はどうしていたか。
ずっと傍には居たようで、背中に少女の重みは感じられた。
首を巡らし少女の方へと向き、大丈夫かと言うように顔を覗き込む]