[裏庭に向けて備えられている、 いかにも日頃から使われて居なさそうな、錆びた非常扉を開けた。鍵は壊した。歩いたあとに、血痕が残った。 そういえば、フルートは何処へやったろう。 嗚呼、あのとき ウミを止めに走った時に屋上へ置いたままだった。そういえばあの時はまだ、小さき憑魔も居た。今となっては]