[パチン、と響いたのはスナップの音。手にするは赤く煌く拳銃。ホルスターから抜いたかと思えば、そのままの流れ、撃鉄があがり、照準を合わせることすらなくまずはその鉛弾は彼から少し離れた古い瓦礫に軽い雪崩を起こさせる。そしてその流れそのまま二撃目、距離を近づけるために懐へと飛び込むために走る。その最中も銃口は確実に日碧を狙おうと向けられるだろう]