[リディとベッティからただいま、と言われると少し嬉しそうにしたものの。
伝令の声にすごく嫌そうな様子を見ると、自分のせいではないもののしょんぼりとした。
ナタルが自分の手をとってくれたのに気付くと、きゅ、と握り直し。]
うん。行く。
きっと、おうさまも、じょおうさま、心配だよね。
せめて、お話とか、できない、のかな。
[声が聞こえるだけでもきっと安心するだろうと思って、ふと自分の仲間達のことが頭を過ぎり。]
おうち、かえれないなら。
せめて、ここにいるよって、お姉ちゃんたちに言うこと、できないかな。
[おうさまにお願いしてみようかな、と思ったりしながらナタルと手を繋いで玉座に向かおうと。]