[パトラッシュのご主人様がいなくなった後、レッグの呟きを聞いて]
パトラッシュのご主人様って偉い人なの?
すごいねー。
[大物=偉い人という単純な子供公式によって、パトラッシュのご主人様は偉い人に、
そして奥から聞こえる金属音もあり、頭の中ではなにか偉大な発明家にまでなっていた。
さっきの特撮ヒーローの話と合わさって、こんなこともあろうかとって、すごい発明でてくるんじゃってわくわくしてた。
幸いパトラッシュがひどいこと考えてるらしいことはそのために、伝わることはなかった]
うん、レッグおにーちゃんいってらっしゃい。
ありがとー。
あの……、
気をつけてね……?
[子供のたくましい想像力の世界はすぐに途切れて、レッグを見送る。
最後にかけた言葉は子供ながらに異常事態を察してのことと、レッグの様子がどっちかというとそっちに向かうようなものを感じたから]