……まったく。
相容れぬ立ち位置のわりに、考え方は良く被るものだな。
[こちらを真っ直ぐに見つめながら少年が綴る言葉。>>52
それに、ぼやくような一言を吐き出して]
……そうか。
[カルルを視た、という言葉に視線は一時、部屋の中へと逸れ]
昨日。
……ヘルガ殿より、生者を見極める者の名乗りと共に、君が人狼である、という言葉を得た。
私と君に見えるものが相容れぬ以上、彼女が私の対なる者である事は、疑うべくもない。
……故に、私が取るべき道は一つ、なわけだが。
[ここで一度言葉を切り。
視線は、少年に沿うカヤの方へと向く]