やっぱり、見つけた、のか……
[エーファが零す言葉>>56にぽつりと落とす]
君は君の役目を果たしただけだよ。
だから、思いつめなくていい。
[そう言って、その先はエーファとイヴァンが話すのを耳だけで追いながら、倒れたカルメンを見つめる。
血の気のなくなった顔は、それでもまだ僅かに体温を残していた]
カルメン、このままにしておくのも可哀想だし
部屋まで連れて行くよ。いいだろう?
[雪の上では冷え切ってしまう、と、そんな心配はいらないのにそう思って
慎重に、丁寧に抱きかかえ、屋敷の方へと足を向ける]
二人とも、風邪を引かないうちに戻った方がいいからね。
[そんな風に言い残して。
腕の中のカルメンは、思っていた以上に軽かった。*]