─ゼルギウス宅─[繰り返される言葉に一つ頷く]『刻』が確実に進んでいるってのを実感したよ。それじゃ、これを伝えに来ただけだから、俺はこれで。……ああ、そうだ。ユリアンの様子、見て来てくれないか。ゲルダのことを聞いた時、だいぶ参ってるようだったから。俺が行くよりお前の方が気心知れてるだろ。[拳を握り締めていることには気付いたが、敢えて何も言わず。代わりにユリアンのことを告げ、ゼルギウス宅から立ち去った]