[倒れたオトフリート。炎が揺らいで見えそうなダーヴィッド。そして火傷しそうに凍りついたミハエル――と、その手を握っていたブリジットに、ようやく気付く]ああ…いけない。安定を、支えを。私はその為の存在(もの)なのだから…[静かに呟いて、へたり込んだまま前屈みに大地に手の平を当てる]さあ、永久の眠りを…邪魔しては、いけない。それに…彼女の血も、還して…あげないと……[茶色の目を閉じれば、ゆっくりと大地の力が伝わっていく。砕かれた墓石と、流された生命の血を、大地へと還していく]