[ユーリーが支えてくれていなければ、そのまま倒れてしまっていたかもしれない。 休んだほうが良いといわれて、とっさにユーリーの服を握り締めた] ――お兄ちゃん、そんなに、ひどい、の……?[傷ついた兄の姿がどうなっているのか、想像も出来ない。 どちらでも、望んだ答えに付き合ってくれそうなユーリーの腕の中で悩むように俯き] ……いますぐ、じゃなくて……後で、顔だけでも、見れますか……?[視線を落として、望みをつげた]