あ、うん……クロエ、大丈夫?[クロエを部屋へ、とフーゴーに頼まれたなら、僅かばかり色を没くした顔で頷き。 大丈夫だと言うクロエに心配そうな視線は向けるものの、無理に居座ることはしなかった。]うん……じゃあゆっくり、休んで。[こくりと頷き。 酒場へと戻る。 占い師と名乗った人たちももう部屋に引き上げた後だろうか。 リッキーに毛布をもらって、ヴィリーの傍に座り込む。 一人で家に帰るのも恐くて、そのまま夜を明かした。]