数が多い?[話終えてようやく、寝かされているのが3人に増えていると気がついた。近づいて、それが玲であることと頭部に残された傷を確認する。問いかけるような視線を向けたが、裕樹は気づく余裕すらあったのかどうか]……ああ、分かった。[疑問の答えは得られそうになかった。綾野の遺体を前にした七重と同じような、それでいてどこか違うような。そんな裕樹に掛けられる言葉はやはりなくて、短く頷くと部屋から出て行った]