ユー、ちゃん……!?[スカート姿にもかかわらず、思わず窓を飛び越えて。外へ駆け出しその傍らへと急ぐ。ユーディットは喉を食い破られ、右腕を中心にあちこちを食い千切られていた]――――ユーリー!![日頃、めったに呼ぶ事の無かった彼の本名を叫び。服や体が血で汚れるのも構わず、その遺体を抱きしめた。その声は、まだ眠っている者も起こしてしまったかもしれない]