……えーと。問題は、どこにいるか……。
[でてくる時、広間にはいなかった気がする。
どこにいるだろう。
grungeの事を気遣っていたというから、彼の所にいるかも知れない──そう考えて、奥の部屋へと向かい]
……ん?
[扉の前で感じたのは、違和感。
血のにおいがする。
いや、確かにまた遺体を運んだから、不自然ではないけれど。
それにしては強い気がして]
……はは。
まさか、ねぇ……?
[乾いた声で笑って。
それから、思い切って、扉を開ける。
出迎えたのは、先に訪れた時と同じ──いや、その時よりも濃い、血のにおい]