─集会場・個室─
[結局、アヤメの居る部屋へとノブを運び。
すぐ戻る気にはなれず、そこでしばらく二人を見ているとレッグに告げる。
レッグも一緒に居るのなら、頷いて椅子を譲り。
先に戻るというなら、その背を見送るだろう。]
…私、ね。
昨日、エネルギー切れだったの、知ってたの。
…わざと、銃に補充しなかったの。
─…もう、誰も…殺したくなかったの。
[レッグが居ても居なくても、静かな部屋の中、誰に話すでもなく一人小さな声で話し。]
─…でも。それでもアヤメさんは死んで。
ノブくんも、殺されちゃった。
私のしたことは、ただ、自分の手を汚したくなかっただけの…卑怯な真似だっただけ。