―翌日―
[昨夜部屋に帰った後、そのまま眠りについた。
そして朝、宿に響いた少女の声>>52で叩き起こされる]
――っ、ああ……
[鈍い色の髪をかきあげて一つ吐息を零す。
大雑把に身支度を整えて階下へと降りればヘルムート>>46がゲルダの身体を整えたところで。
バラバラになっていた、とつげる言葉を証明するようなその姿に眉を寄せる]
今日になってゲルダが狙われた、のか……
[それの意味するところは。
伝承がかかれた本は学者先生がカウンターにおいたままだったろうか]
ほんとうに、終わってなかったんだねぇ……
[ライヒアルトの言うとおりかと深い吐息を零し。
騒ぎを聞いてやってきた宿の親父にまたもシーツを持ってきてもらうよう頼んだ**]