[告げられた名前を反芻する。ミリィの名もあった。他にも、ここにいる人、いない人、みんな知った人の名前ばかりで。]…誰かが、人狼、っ。[ユリアンの肩に手を乗せられると、びくりと不安げに見上げる。そういえば、先ほど告げられた名前の中に、彼のものも入っていた。]ユリアンも、なんて。[まるで違うと言わんばかりに首を緩く振るが、ギュンターの態度が変わるはずもなかった。]