─ 普通教室棟2階廊下 ─
うお!?
[怒鳴り声>>59よりも何かを投げつけられたことに驚いた。
飛び道具があるとは思っていなかったのだが、顔面に向けられたそれは反射的に上半身をスウェーさせることで擦り抜ける。
ほんの少し弾けた水飛沫が顔に掛かったが、距離を詰める足は止めない]
おりゃっ!
[後ろへと払っていたちり取りを右上へと構え直し、将の頭へと振り下ろす。
が、振り抜くことはせず、手首を直ぐに返して軽い衝撃を与えるに留めた。
パコッと軽い音が響く]
悪ぃーが大木でも独活じゃねーんだわ。
[言われたことに返して、に、と笑った]