─ 廊下→階段 ─[移動を促>>56されてユリアンは頷き、] ビルケを待たせてるんだ…行かないと…。[力の入らない足で階段へ向かった。けれども、何段目かの段でよろめき、足を踏み外す。姿勢を立て直すこともできず、手すりにつかまろうとして伸ばした手にも力が入らなかった。 がつ…っ!!響いたのは、耳を介在させない頭蓋への衝撃。年代物の頑丈な手すりに、思いっきり頭をぶつけたユリアンの意識はそこで途切れる。]**