─外・廃墟中央付近─[飛ばしたものの、刃は彼女の肌には届かず。結局の所、少しずつ消耗してゆくばかりだった。]埒明かねぇな…。『旦那ぁ、どうする? 接近戦なら有利っぽいけど、どんな隠し玉持ってるか分ったモンじゃないネ。』…どのみち近づかないと叩けない。一気に行くぞ。アレは?『あーだいぶ内側来ちゃったからどうだろ。ビミョー。』ちっ、まぁいい…。[元からあまり期待はしてないと。呟いてから、距離を一気に縮めるべくカルメンの方へ一直線に走り出し。]