[無数の刃でアーベルを刻むべく影を繰る。しかし]……──っ!?[舞う糸が舞う刃を絡め取って行く。まるで光が影を打ち消して行くかのように]まさか…そんな…!光の前では影は無力だとでも言うのか![その叫びはいつものルージュの口調とは僅かに異なり。迫る光に目を見開く。身を護るにしても己の影は全て刃と変えてしまっていて。為す術無く煌きの中へと包まれる]