[そのまま切りかかるかなと思っていた所で背に合図があった。名残惜しげに唇を離すと、銀糸が二人を繋いでいた。にこりと笑ったまま身を離すと、銀糸はぷつりと斬れた。]……ご馳走様。[笑みながら告げ、僅かに離れようとしたなら、フォルカーは動くだろうか。]