[言葉に紡ぐが漸くで、立ち上がる事は出来ず。請け負ってくれたユージーンを見送り、再び視線を落とす]……アーヴァイン。もっと、話をしたかったよ……[色を喪った顔はもう笑わない。声を発さない。此方を見る事も、ない][もう、幾度目になるだろう。力無く首を左右に振り、一息、二息、置いてから立ち上がる。何かで覆えればと思ったけれど、回らない頭では見付けられず][今暫し。額を押さえて立ち止まる]