― 翌日・宿一階 ―[少女>>52の声が響いて目が覚める。名前はまだ聞き取れていなかった]寝坊しちゃった。[窓の外の明るさに目を擦りながら部屋を出る。とたんにゾクリと背筋が震えた。顔も洗わないまま、食事スペースに向かった]アァッ。[悲鳴は大きな声にならなかった。デザイナー>>46がパズルを組み立てるようにバラバラの体を揃えている。目がチカチカした。頭がクラクラする。苦しくなって目を瞑り、忙しない呼吸を繰り返した]