[アーベルが離れようとして、一度視線はエルゼリートとあったかもしれない。エルゼリートの喉めがけて、躊躇なく包丁を横に薙ぎ、アーベルが離れきる前にしたので、肘がアーベルに思いっきり当たるだろうか。そのままの反動で、上に振り上げ、包丁をすばやく逆手に持ち替える。はじめの一閃はよけられたかどうか、いずれにせよ一撃でしとめられないことを想定して、何かも、教えられてきたこと]