人狼物語 ─幻夢─

62 空から降る星・魔獣の欠片


影輝学科3年 ヴィリー

足ぃねの探しながらよっか全部書いだほが早ぇべ。
さっき使んねがったのぁ、あどでまんだ使ゃえがっぺ。

『……好きにするが良い』

[あっけらかんと言い放つリーに、ティティエンは呆れの溜息をついた。指先の傷を塞ぎながら符が乾くのを待つリー。それを見たティティエンはしばしの思考の後、とある決定事項を口にした]

『…リー。この試験が終わるまで、八卦十干の多用は控えよ』

はぁ!? なんに言ってっぺよ!

『使うならルーンを使うのである。
 そもそもはルーンを覚えぬが故にこの試験に放り込まれているのだ。
 なに、ルーンの使い方は講師殿が身を以って見せてくれたであろう。
 出来ぬとは言わせぬのである』

(62) 2010/12/21(Tue) 12:35:16

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