……に、しても。 これは……。[二人が玄関から離れた後、改めて亡骸へ視線を向ける。亡骸の状態から、人がなした事とは思えない。それならばなんだ、と思考を巡らせる内、騒ぎに気付いた者や誰かから報せを受けた団長もその場に現れるか] ……女性は、見ない方がよろしいかと。 男でも、見なきゃよかった、と後悔するようなものですから。[今更ながら、上着を持たずに飛び出して来た事を後悔しつつ、そう告げて。やって来た団長が険しい顔で亡骸の見分をする様子をその場でじっと見つめる]