人狼物語 ─幻夢─

72 天より落つる月の囁き


保父 クレメンス

─ →2階 個室E ─

[階段を上り自室と定めた部屋へと入って。
運び込んだ荷物をそのままベッドの上へと投げる。
その中から先ず取り出したのは、やはり煙草だった]

……ったぁく。
まぁ、心配すんなって方が難しいか。

[火をつけた煙草を吸いながら零したのは、再び目に入った子供からの手紙に対してのもの。
もう直ぐ独り立ちする、年長の1人からのものだった。
「信じてるから」、たった一言だけの手紙。
荷物を纏めている間しか時間が無かったから、悩んだ末にそれだけを書いて寄越したらしい]

…何も無きゃ、直ぐに帰れるさ。

[希望も込められたような言葉。
それが打ち破られるとは、今は知る由もなく]

(62) 2012/01/15(Sun) 02:07:15

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