進まねば手に入らない。[右より襲い来る糸に向けて刃を跳ね上げる。絡まる前に、強度のあるうちに弾くように上空へと振り抜いて]そうだろう?[静かな問いを口にしながら、半歩左へ。しなやかに右手が半円を描き、二条の電撃が時間差を持って糸の使い手へと襲い掛かる]