スティーヴと……ケイジか。[またケイジの名が出たな、と考え、昨日長老と話しをしていたことを思い出せば、そのことを口に出すだろうか。そんなこんなを話しながら、森を抜け、広場にたどりつく。広場はすでに騒がしく。聖殿のそばには長老が見えた。周りの人間の幾人かは、こちらをあからさまにじろじろと見つめてきた。その場に流れる雰囲気が気に入らず、眉を寄せる。長老の傍に控える聖殿の人間が、ネロを見て何か言うと、長老と共に近づいてきた]