― 二階/ラッセルの客室 ―[ヒューバートがナイフを受け取るのを視線だけで追う>>60こちらに返された声は常より低い>>61。それは正論ではあるな、と思った。昨日ハーヴェイに投げた言葉、あの時、彼も同じように思ったのだろうか]……確かに。彼も、最後まで生きようと……死ぬわけにはいかない、と言ってましたから。そして、私も。[違うのは、人を喰らうかどうか、だけ。だけど、人も他の生き物を喰らうのは、同じ]話して何とかなるなら、よかったんですけどね。[殺さずに済めば、だけど、それは無理な話]