[エリカに問いかけると同時、店の奥から祖父の声が聞こえた。念の為両親に連絡をつけてから向かうから先に行っていろ、と言われて。]でもおじいちゃん、一人じゃ……うん、解った。それじゃ、表のシャッターだけは閉めておくから。[この非常時に祖父を一人にするのは不安だったが、大丈夫だと言われるとそれ以上は言えず。防犯シャッターを閉めると、エリカに向き直った。]すいません、お待たせしました。[そう言った顔は、やはり不安げなもので。先程肩を軽く叩かれた>>62時と同じような顔をしていた。**]