ん……?[メイドとは別の誰かの声。髪を拭う手を止め、声の方>>62へと顔を向け、会釈する。]ああ、どうも。雨が止んだらすぐ出て行くのでお構いなく。……また、って他にも雨宿りに?[そうそう人が通る場所ではなさそうだが、と不思議そうな表情を向けながら、声の主を見やる。館の主……にしては若く見える。主人の息子だろうか、と想像し。]しっかし、酷い雨だな。このまんま彷徨ってたら行き倒れてたかもしれん。本当に、助かったさ。……アンタは、ここの息子さん、かね?ありがとな。