―回想:中央広場―
[千恵の遠慮のない質問に喉を詰まらせる伽矢。複雑な気分でそちらの方を見る。
伽矢はこちらのことは気にしない様にしているので自分もそれ以上は変に意識しないようにした]
伽矢くん大丈夫?
[飲み物を渡そうとしたときには自分でコーラで流し込んでいて、
千恵が手についたケチャップを舐めるのを苦笑しながらナプキンでふき取って顔をも拭いてあげる]
千恵ちゃん、ほらちゃんと拭かないと。
[一度家に戻るという伽矢に頷いて千恵はここに残ると言えば]
わたしは千恵ちゃんとここで待ってるね。
[一人でここに置いていくのは不安だったし、自分はまだ食べ終わっていなかったのもあった。
そもそも千恵の行動力に自分はついていくことはできない。]