─ 大広間 ─[オリガさんがゆっくり頷くのが見えた。大丈夫そうにはあまり見えなかったけれど]さっきまで元気そうだったのに……[眉を寄せつつ少し近くまで行って、でもサーシャさんに手は貸さずに見守っていた時]……えっ、……あ、はい。濡れタオル、ですねっ。[名前を呼ばれて>>60、少し油断していたからびっくりして、背筋が伸びる。続けての頼み事に、必要以上にこくこくと頷いた。非常事態だし慌てていてもおかしくはなかった、とは思うけれど。とにかくボクはすぐさま大広間の扉の方へ足を向ける]