─第一階層・通路(艦橋前)─
ってぇ、ちょ!?
[飛び出した先に人がいたのは、想定外。
上擦った声を上げて、止まろうとするものの、中からの追撃の事を考えたなら]
伏せてっ!
[勢いは止めずに、こう叫ぶ。
そこにいた二人の反応はどうだったか。
ともあれ、扉を閉める直前に何とか体勢を戻して更に一発、艦橋内に銃弾を撃ちこんでおく。
無駄弾になるか、それとも、というのは、考えない事にした]
……ちぃと、節約せんとならんかなぁ……。
[零れたのは、そんな呟き。
いつの間にか飛び出していた猫尻尾が、ゆら、と揺れた]