─ →三階 ─……なんつーか。まるで、人形だよな。[ぽつり、と吐き捨てる。己が感情を持たぬように淡々と動く姿は、「そうあるため」に作られた人形を思わせた。ともあれ、ここに突っ立っていても、と足を向けるのは三階。漂うにおいに僅かに眉を寄せながら階段を上りきり、書斎へ近づいたなら、ちょうど、後ろに下がる姿>>57が目に入り]……おいおい、大丈夫ですかと。[動転していると一目でわかる様子に、眉を寄せつつ声を掛けた]